10×10

Prologue

四人は出会った、とある小さなギャラリーで。
そこは偶然クロスロード、四つの人生交差点。
そのときすでに始まっていた。
ここで出会った四人という、点と点との交わり。

この度、京都市左京区のトランスポップギャラリーにて、天野萌、すずきあい、平竹晋也、吉田ナルエの4名によるグループ展を開催します。展覧会を開催する4人は、一年前に見ず知らずの状態で、ひとつの同じ場所で出会いました。

現代美術っぽいフィールドで、空間を意識した作品を作る 天野萌、
点在するあのひ、あのとき、あの場所のイメージと現在をメモをとるように描く すずきあい、
その破天荒な暴力的芸術表現から「アジアの虎」と囁かれる 平竹晋也、
控えめな傍観的態度で通り過ごしたあの光景を、ふたたび写し描く 吉田ナルエ、、、、、

そんな4人は共にひとつの展覧会を開催することになり、改めてお互いと向き合うことになりました。それは、個と個の主張がぶつかり、反発しあいながらもお互いの共通点や繋がりを模索していく作業でした。

“自分達4人がひとつの展覧会をやる意義を、展示に込めることが出来るだろうか?”

私たちは、お互いの活動を改めて吟味し、その交錯する点を探りました。 その結果、今回展覧会としてお互いが自分の普段制作している作品とは別に、「10cm×10cm」という条件で新たに作品を制作し、それらを会場で構成するというフォーマットを設定することにしました。

会場では、各作家の個々の作品の個性を存分に生かしながらも、10cm×10cmというピースがそれらを繋ぐことによって、空間全体の統一感を作り上げます。

また10cm×10cmのピースは、会期中会場で販売される展覧会をテーマにした「本」とも連動します。来場者は会場に展示されている10cm×10cmのピースから一点を選び、本の購入時、表紙に組み込むことで、展覧会の欠片としてそれを持ち帰ることが出来ます。これにより、来場者は出品作家と共に、個と個を繋ぐ展示空間に参加することになります。

6日間という短い会期ではありますが、煌く一瞬の火花の様にクロスする4人の展示空間に触れ、またその繋がりをより多くの人に感じて頂ける機会となるように、展覧会「10×10」のご案内を申し上げます。

Schedule

会  期:
2009年8月18日(火)~ 23日(日)
12:00~19:00(日曜日は18:00まで)
8月22日18:00~ささやかなパーティを行います。お気軽にご参加下さい。
会  場:
トランスポップ・ギャラリー http://www.trancepop.jp/
〒606-8203 京都市左京区田中関田町22-75
Tel.075-723-1780
参加作家:
天野萌・すずきあい・平竹晋也・吉田ナルエ
主  催:
美術!生き残り塾。
協  賛:
トランスポップギャラリー

Artist

天野 萌 美術家 http://www.moeama.net

1982年 福岡生まれ
インスタレーションや立体・平面作品などを制作。
有機的なフォルムを手がかりに、世界の仕組みをファンタジーに解釈した作品を発表。

《主な展覧会》
天野 萌作品イメージ 天野 萌作品イメージ 天野 萌作品イメージ

すずき あい 作家

1980年 東京生まれ京都そだち
好きなものは「飼いならされた動物」大切にしているのは「毎日の出来事」 夢見がちな脳みそで、2つを交えたとき起る化学反応を描く。 不器用ですぐ忘れるので、手早く墨やえんぴつ、オイルパステル等で制作。 また、08年よりフリーペーパー「A6」も不定期に発行中。

《主な展覧会》
すずき あい作品イメージ すずき あい作品イメージ すずき あい作品イメージ

平竹 晋也 日系8世

1981年 日本生まれ
左手で鼻くそ、右手で芸術作品を転がす。一方、そのフランクな人柄からフランクフルト出身とよく間違われる。

《主な展覧会》
平竹 晋也作品イメージ 平竹 晋也作品イメージ

吉田 ナルエ 平面作家

1980年 京都生まれ
大学にて版画を専攻。その技法上の特質から、「平面上のイメージが同時に物質でもある」という事実に魅力をおぼえる。現在は、写真を元にした鉛筆トレース画、手のひらに収まるサイズの重ね絵などの制作を行う。

《主な展覧会》
吉田 ナルエ作品イメージ 吉田 ナルエ作品イメージ 吉田 ナルエ作品イメージ

Access


■最寄駅
京阪電鉄 出町柳駅 から東へ徒歩2分
大きな地図で見る